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2012年12月 7日 (金)

SIGIMA 19mm F2.8 EX DN 〜もしかすると名レンズ?

Sigma19

ずっとご無沙汰ですいません。写真専門ブログの方が何かと楽なもんでw(こっちは文章とかメインですからね)

昨今の話題はとにかく忙しい(フリ)とお金がない(本当)なので、ろくにフィルムさえ買えない、現像できない、プリントできない、という三重苦を味わっておりますwwそんな中、相変わらずパナのLUMIX GF3はいつどこにでもついてくる(いや、お前が横着なんだろ)カメラなのでスナップはほとんどこいつに頼りパナ氏いや、頼りっぱなしなのだ。だって、それなりに写るし、色もいい。好みの色合いが出るものね。RAW現像ソフトはシルキーピクス(パナ限定しか動作しない)があるんで、絵作りの自由度も広い。レンズも当初からある28mm相当の14/2.5、ズームの14-42、そして無理して買ったLEICA DG SUMMILUX 25mm 1.4があるんでまあ、当分はいいんじゃね、と思っておりました。しかし、頭の中かに何かが引っかかる。マイクロフォーサーズ連合は合同で立派なレンズカタログを製作しているので、寝る前に「ちらり」と見ると、ああ、色々選択肢があってええのう、MFTさすがや、とかちょっと自慢気味に(誰にねん?)ふんふん〜♪と思っていた。レンズ専業メーカーである、シグマ、トキナー、タムロンが正式にMFT陣営に参加するってことは、更にこのレンズ群が充実する事は明らかだ。それも優れた個性ある単焦点や高倍率ズームが出るのだろうか。

GF3を持ち歩いた街は和歌山、東北、旭川、小樽などで、徘徊しつつスナップ中心に撮っているんだけど、もう使うレンズの大半がLEICA SUMMICRON 25/1.4ばかりになってしまった。間違いなく良いレンズだし、繊細でボケも美しく、独特の描写をする1〜4m辺りの接近戦では被写体が「さあ、お撮りなしませ」とばかりに上品に思えてくるから凄い。ま、描写も素晴らしいしRAWではいかようなレンズにも化ける。それも基本的な描写があってのこと。

ところが、28mm相当の14mm/2.5があって、標準の25mm/1.4というと、何かが足りない。そう、35ー40クラスのレンズだ。あ、ズームならおまっせ、転がってますやん。じゃなくて単焦点。そのレンジはぼくが最も町を撮る時に使っている焦点距離だ。手持ちのレンズでは圧倒的に50mmクラスが多いんだけど、カメラを初めて最初に使ったのが諸般の事情でオートニッコールの35/2.8だったこともあって、町を撮るには程よい緊張感がって好きな画角だ。事実、ぼくが東北でモノクロ入れて撮り歩くカメラはコンパクトカメラのRollei35(40ミリ)、京セラT-PROOF(35ミリ)、COTAX T2(38ミリ)、ベッサR3A(40ミリ)というカメラが多い。つまり35〜40ほどの画角が自分には合うらしい。50ミリが一番最近は馴染んでいるが、まち歩くならちょっとだけ広い方がいいかなとか。

そんなわけでGF3にも14と25の間が欲しい。そう思ったらオリンパスの17/2.8がある。パナの20/1.7は名玉の誉れは高いが25に近すぎる。そこに突如現れたのがシグマらしいと云えばらしい、19mmと30mmのどとらもF2.8と、これまたパナとオリにハナでクスッと云われそうなレンズだ。見た目もパンケーキにはほど遠く、ダブルチーズハンバーガー程の迫力はある。画角的にはオリの17がいいかと調べたら、どうにも歯切れが今一の評価が多い。まあ、アレだね1.8の上位機種も出るし、そっしでしょうとね。はいはい。見ましたよ、そのオリ17/1.8の描写。凄いね、カリカリ梅だね

でも、ぼくには今ひとつ萌えなかった。解像度は高いし、ビシッと写る、過ぎる程写る。オリはその傾向で行くんだからいいよ。足りないのは「艶っぽさ」である。ぼくが広角に求めるのはウエット感、それも濃いのをww誤解無きように、オリの45や75はスゴイ官能的な絵が出る。見事なウエット感で、おっさんはドロドロに融けそうだよ。どうもオリの広角系は乾いた写りがするような気がするの。12もそんな感じで、大変驚く程写るんです。でも、たたきだす質感がどうにも・・・馴染めん。

それにシグマは元々APS-CのソニーEマウントと共通して販売する事になっているし、自社のコンパクトカメラDPシリーズにも載せるとのこと。じゃあ、マイクロフォーサーズには余裕で贅沢なレンズじゃナイのさね。確かに構成は6群8枚だってよ。ひゃー、ですね。

とりあえず、なんか急に欲しくなってしまい、町にはこれだよな、とぶつぶつ云いながら買ってしまった。じゃ、能書きはいいので使ってみましたわよ。なにせ心配なのは描写だもん。

P1040031

はい、RAWで周辺落とし、コントラストを強めに入れ、尚かつ色の彩度をかなり落としました。シグマ、もの凄く濃い色が出ます。それも妖艶で脂っこいの。なのでパナのレンズを使った処理よりさらに彩度を落とさないと自分の好みにはなりません。おそろシグマ。狙い通りのウエット感もそれなりに出るし、線が太めなので町にはいい。パナのレンズとはキャラがかなり違って面食らった感じ。倍率色収差も比較的出るし、全般的にはタル型の収差も残る。でも、それほど気になるレベルじゃない。だって2万円しないんだよ、このレンズ。

いやー、好み。濃いね、ガシッと、ガツンと行くね。まさにぼくの望み通りに写ってくれますよ。画角の38ミリ相当って、フィルムのコンパクトカメラにもよくあった画角だし、ぼくにとってはモニターを覗いたら目がぐるんぐるん、調子良く回って、どんどん撮って歩いてしまう。寄ってもいい、引いてもいい。明るさは2.8とやや不利だが、35/2.8をトライX400使ってどんな条件でもビシビシ撃っていた20代の頃を思い出すね。あとレタッチ耐性に優れたレンズなのでシャープネスを入れたり抜いたり、お好みでやっても絵は破綻しない。

結論から言うと、町の最強スナッパー。しかも開放からそのまま撃ってよし。ボケ味は癖がある。いいんじゃない。LEICA DG SUMMILUX 25に対する、もしかすると8枚玉のSUMMICRON的な絵の違いったらわかりやすいかな。電子補正に頼れないためJPEGで撮ってもストレートなレンズの素が出る。実にアナログテイストな雰囲気さえ感じさせてくれる描写が気に入ったら「買い」だと思うよ。ミラーレスのオリンパスやパナソニックでズームのキットレンズしか持っていない人は、まず単焦点に何を、と云う場合にも間違いなくお奨めできる。これで写真のお勉強もできますよ。

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