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2009年9月26日 (土)

こんな旅がいつまでできるのか。

一昨日帰宅した今回の五連休を活かした旅、備忘録にみなさん驚いて頂いてありがとうございます(笑)。たまたま、今回は「行程をちゃんと忘れないうちにメモしとこう」という意図でただ書き連ねただけで、一人で旅をする時はいつもこんなスケジュールです。つまり、列車での旅では「撮る」か「乗る」か、どっちかですね。グルメなんてそうやってないんで。

ただ、この一万円きっぷ、こと【北海道&東日本パス】という極めて秀逸なきっぷがなければこんな旅は出来ない。青春18きっぷは全国で使えるけれども、急行はまなすはもちろん、東北の青い森鉄道、IGRいわて銀河鉄道、北越急行、富士急などは使えない。特に、はまなすやIGRが使えないと、東北を回るのには苦労する。

今回、三陸鉄道も一日乗り放題で900円と格安な設定で利用可能になった一万円きっぷ、まさに東日本〜北海道の旅最強きっぷと言えそうです。

来年末には新幹線が青森まで延伸し、函館にも来てしまったら北斗星も廃止する方向だという。当然、はまなすの運命も推して知るべし。ただでさえ「周遊券」が死語になって久しいけど、今後はこういう列車に揺られてのんびり、という旅がなくなってしまう。

Dsc_1768_hamanasu_2 (クリックで大きくなります)はまなすは最後の「夜汽車」であると私は思う。
夜汽車は特急とか豪華なものじゃなく、かといって電車や気動車ではない。やはり客車でなくてはならない。

停車中は「シーン」として静かな車内、発車の時には「ガチャーン」と連結器が悲鳴をあげるあのお約束も、やはり夜汽車ならではだ。漆黒の闇を裂き甲高い汽笛を鳴らしたくさんの人生を乗せてゆく夜汽車。

旅の始まりに夜汽車で、というのも目的地に着いたらすぐに行動が可能なのも時間を有効に使えるメリットがある。

また、今回、私ははまなすを降りて、奥羽本線の普通列車へ乗り継いだとき、そのままいつも通り弘前〜大館〜秋田...というコースを辿るはずだった。が、川部に着いて、となりに五能線の列車が停車中だったのを見て、すぐに時刻表を調べ乗り継ぎを矢継ぎ早にチェック。


「よし、行こう」とリュックを背負いすぐに向かいに停まっていた気動車へ乗り換える。

天気がよかったこともあるけど、行程はいつもどんどん変わってゆくってのが私流<無計画
もちろん、この日は山形の鶴岡に宿を取っていたので、そこまでどうやって行くのかも瞬時に考えてのこと。

五能線、五所川原駅では津軽鉄道のホームで地元のとれたて食材のフェアを行っていた。Nec_0024

「ぜひお時間のある方はご覧下さい」こんなアナウンスがJR駅からもされるっていいよね。
私の乗っている列車は長時間ここで停車するので、ちょっとのぞいてみた。

「けの汁」という山菜だけの味噌汁が100円だったので頂いたんだけど、その旨さにびっくり。「出汁は山菜だけだよ」と笑顔のおばちゃん。これ、毎日でも飲みたい。

津軽鉄道も経営が苦しい。いや、正しくは東北の第三セクターや私鉄はどこも経営が大変でいつなくなってもおかしくない。

特急では味わうことのない各駅停車の旅だからこそこういうイベントを楽しみたいと思いますね。

そして五能線だけど、今、すごい人気なのですね、ここ。海沿いを走るローカル線で、本当に列車本数も多くないのに観光客が今は凄いんですよ。リゾートしらかみという快速列車が一日三往復、しかも三本すべて車両が異なるというほどの列車だけど、全席指定なのでなかなか乗ることが適わないほど席が取れません。

それもあってか、普通の列車に観光客が押し寄せているんですよ。

世界遺産になった白神山地の影響もあるんでしょうけどね。一般の気動車、二両編成の列車も客が多いのです。しかも、途中の駅に観光バスが次々になってきて「何の騒ぎ」かと思ったら、団体さんがドカドカホームにやってくる。わずか二両編成の列車は山手線のようなラッシュに。それってどうよ!!リゾートしらかみの指定が取れないのはわかるけど、この団体さん、複数の団体がブッキングして大混乱。
もう小さなホームは人であふれかえってしまうのだ。

200909191040000

この団体は2〜3駅を乗ったらさっさと降りてまたバスに乗る。まあ、列車に乗るのも楽しみなのかもしれないけど、それならずっとバスに乗っていれば良いのに。
実は最近、こういうツアーが多いんだって。
この旅の最後、日高本線で様似から苫小牧に戻る時にも途中で団体がドカドカ乗ってきた。わずか一両編成の列車がどうなるか想像して欲しい。
途中の駅から乗ってきた学生達がびっくりして「なんだあ?!」と驚いていた。

まあ、JRにとっては増収なのだろうが。最初から列車を使ってずっと体験させればいいのだ。一両くらい増結して団体専用にしたって元は取れるだろう。

つまり列車の旅がいま、密かに人気なのでしょうね。

JR東日本がこんな旅を提案しています。

Jr_e_local

これも、ぜひ使ってみたいきっぷの一つだけど、一万円きっぷと重複しちゃうから北海道からりよす売る場合は往復のきっぷと組み合わせねばなりません。しかし、津軽鉄道だけがなぜか弾かれているってのが残念ですけど。

とにかく、列車でのんびりする旅がいつかはやりにくくなるかもしれない。

だから、皆さんもこういう旅をして欲しいと思います。カメラ一台ぶらさげて、ぜひ。

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コメント

さすが旅の達人。「けの汁」に出会えるような旅っていいですね。
しかし、のんびりとした各駅停車の旅ってそのうち贅沢な旅になってしまうのですね。

投稿: ainosato | 2009年9月26日 (土) 06:15

そりゃあ、旅をしたいのは山々ですけどね。
せめてお散歩きっぷで、と思う今日この頃です。

投稿: hiros | 2009年9月26日 (土) 20:50

備忘録はこの婆には読むのも大変でした~笑~
ローカル線パスの地図が簡単で大変よろしいです。
もう少し若いうちにariariさんのブログを知っていたかったです!!
でもまだ頑張ってみましょう!

投稿: Amy | 2009年9月26日 (土) 22:04

この切符は美味しそうだ(笑)

東北5県(なぜかカミさんの故郷福島だけパス(笑))四日間青春18の旅をしてから一年とちょっと。
また、旅の虫がウズウズしている。

あたしの場合は禁断の...ではなく、やむなく空路ワープを使うしかないが。。。

大阪発は北海道より東北の方がツアー代(往復航空運賃)も高いのだよねー。

投稿: swallow | 2009年9月26日 (土) 22:32

こんばんは~

これが講座でお話しされていたところですね~

お花見シーズンに一度 列車とバスを使ったツアー?で東北へ行ったことがありますが 寝台列車でなく直角イスだったためエライ目に遭いました・・・

一人でぶらっと。。。憧れますが暗い所は怖いので行けないだろうなぁと思います
しかも 備忘録にめまいを覚えて マメに書けないのでダメですね^^;

投稿: ひなた | 2009年9月26日 (土) 22:46

先日、いきなりメールで『逢いてェんだよ…早く来いよheart01』と呼び出され、青森駅西口で、はまなす待機中のaと僅か20分の逢瀬、体の一部が膨張して困ったわ(笑)。

で、a〜『けの汁』は飲むもんじゃなくて、喰うもんでしょ。

スープはドリンクじゃなくてイートってのが、ここ津軽でも常識なのだ(笑)。

ちなみにウチの相方の親戚で、三内(※注:三内丸山遺跡の三内です)に住んでる叔母が居るんだけど、けの汁/団子/赤飯/太巻き/かぼちゃ餅etc…何でも作ってくれるんだけど、息子達もファンになる位にウマイのだよ。

次にaが我が家に泊まる時にでも用意してもらうね。

わや、めぇ〜よぉ〜。

投稿: hurryblood | 2009年9月26日 (土) 23:13

>ainosatoさん
こんばんは。地元の方しか食べないいわば名産品じゃなく生活の食文化、これが一番のご馳走なのではと思いました。
「北海道にはこういうのないの?」聞かれたとき「あ、石狩鍋か(笑)」と思いましたが、ふだんの生活では意外に食べないし。

普通列車の旅...今回の備忘録でずいぶん乗り継いで凄いなあ、と思われていますが、なんてことはない、20年前なら乗り換えずに直通の「普通列車」が存在していたんですよね。青森から酒田や横手行きってのは普通にありました。
仙台からも青森行きがあったくらいです。比較的、奥羽本線や東北本線はなどは乗り継げるように設定されているのがおわかりかと思いますが、それなら直通にしてよ、と言いたくなります(笑)。

>hirosさん
こんばんは。旅先は山々、ってことですね?また登ってくるのでしょうか。
お散歩きっぷでも旅は、旅。私は先月0泊三日の弾丸ツアーやったでしょ?
やればできるもんです。

>Amyさん
こんばんは。一昨年、花輪線で出会ったおばあちゃん(推定70代中ば)は一万円きっぷを誇らしげに「これで旅しているのよ」とにこやかに。カートを引いて笑顔で列車を降りて颯爽と。ああいうお年寄りが増えたら日本はもっと楽しいよ。

>swallowさん
こんばんは。大丈夫、禁断のワープ、マイレージでなんとでも(笑)。
関西からですと、この東北ローカル線きっぷなんか最高かもしれません。
有効期間がちょっと短いのが難点ですね。でも、由利高原鉄道、秋田内陸縦貫鉄道ってのが面白いですよ。一昔前なら南部縦貫鉄道も乗れたでしょうか(笑)。

>ひなたさん
こんばんは。まあ、普通列車ばかりだと確実に腰と膝が死にます(笑)。
なので、途中で温泉を組み込むのは必須ともいえます。(久々ビジネスホテルでお湯を張りましたもの)
暗がりがダメだと、今夜私がやってきたような「深夜ケモノの遠吠えしか聞こえない闇の中」での撮影なんか絶対だめですね...
今夜は冷え込んだ上に、本当に遠くからクマのような声が聞こえていましたし。クラクションを頻繁に鳴らしつつ撮影していました。
備忘録、たぶんこれが最初で最後かも。

>hurryさん
こんばんは、先日はども。そういえば最近はお泊まりないよね。
まあ、その理由はお話しした通り東日本フェリーにあるので、クレームはそっちへ(笑)。
毛のジル、じゃなくけの汁。そうか、これはソウルフードだんな。
因みに私は味噌汁は飲む、って思ったんでさ。スープと言えば仙台のネットカフェで飲み放題だったスープはわやめがった〜〜。

投稿: ariari | 2009年9月27日 (日) 03:43

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