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2008年12月17日 (水)

25年前の小樽

先日、昔のネガを整理していたら一本のコダクロームが見つかりました。
それは小樽を写していたもので、残念ながら日付がありません。しかも、撮影機材さえ今一つピンとこないので、あくまでも想像だけであれこれ書き留めておきます。

本来ならばここで出すほどの写真ではありません。記録というより、ちょこっとテスト的に撮っているとしか思えないのです。中途半端な写真ばかり。
当時、小樽を撮影しているといえばモノクロのはず。カラーでの小樽は(というよりカラーそのものをあまり使っていなかった)珍しいんですよ。

もちろん、モノクロの古い小樽のも、きっといつかは発掘されるんじゃないかな。

リクエストがありましたので、出しますが、ホント、お見せするのはお恥ずかしい。

Otaru_unga01

お馴染みの運河です。今よりも川幅は倍ありました。(当時は40m)しかし汚い水、濁っています。
係留されていた船の数も多かったですから。遠くの山並みから想像すれば、雪解けの季節かと思います。

続きは↓

Otaru_unga02

客船待合所を背景に。ここにはまだ信号機がなかったようです。車を縫うように絵になるオジさんが。港で働いていた方でしょうか。


Otaru_unga03

停めてあったトレーラーを撮ったもの。このゴチャゴチャしたゴムのロープ、ほどけるのか心配になってしまいます。


Otaru_unga04

運河をスケッチしていたお兄さん。たぶん、お昼休みなんでしょう。長靴姿のまま、決まってます。横顔がね、なんとなくですが、小樽在住のある方に似ているような気がしてなりません。


Otaru_unga05

停泊していた船。そうか、SMAPのあの人の船がこんなとこにあったんだね。


Otaru_unga06

運河に沈む謎の小屋。「はしけ」の上にあったのか、船の一部なのか(違うだろうな)、なぜか今もわかりません。捨ててあったとすれば納得なのだが、当時の運河は粗大ゴミは当たり前でしたからね。


Otaru_unga07

運河の近く、というか手宮駅の近くにあったニップン飼料。貨物線が引き込まれ、貨車がここから一旦手宮駅まで行って、それから小樽築港へ向かったのだろう。もしかすると、このまま築港へ行ったのかもしれません。
いずれにしても、港湾には引き込み線がいっぱいあったんです。今はこのニップン飼料もなくなってしまいました。

また、当時はここの他にも飼料を扱う工場が数軒あり、すべて引き込み線があったはずです。浜小樽にも飼料工場があったと思います。

この場所は、今、マックスバリュのあるあたりと推測しています(違ったらすいません)。


Otaru_unga08

北運河のどんずまり近くに捨てられていたサンバー。もう、運河って何でも落ちていたような。埋め立てが昭和58年(1983)ですから、その前ですね。
手宮線の廃止が昭和60年(1985)です。いずれにせよ、撮影したのは、1981-1983の間、でしょう。使用しているレンズに記憶があるのは、ニコンの180mmF2.8を買って間もないはずなので、撮影したのは、たぶん1982年の春か1983年の春、それも3月末〜4月上旬だと思うのです。


Otraru_unga10

ラストは、アンダーだったカットを無理に明るめにしたので空が妙なムラになっていますが、ご勘弁を。リバーサルは露出がシビアでしたから。

たぶん手宮公園あたりから写した手宮の全景でしょう。手前に見える貨車の多くは飼料や製粉を運ぶホッパ貨車が見えます。あいにく機関車や手宮駅は見えません。なんで撮っていないのですかね、本当に悔やみます。

(そのくせ、ここには出していませんが、消火栓とか、標識とか、くだらないものを真剣に撮っていました。今と変わっていません...苦笑)

機材はおそらくNikon F2T Photomic AS、レンズは35、50、180という感じではなかったかと推測されます。

なんだか期待していた方、すいません。つまんない写真で。そのうち、いつかもっと運河周辺の懐かしいネガを発掘しますので。

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コメント

絶句です。まだあたしが中学校のとき、釣り少年でしたので、通っていた道すがら、
北運河から手宮・北浜あたりの情景はそれなりに鮮明に覚えております。
どちらかというと、運河よりも引き込み線とかの方がよく目にしておりましたね。
運河では釣りする気にもならず、艀なんかは埠頭の近くに係留されているのをよく利用してました。
艀でゆられながらチカやイワシ釣るなんてのが幸せな時代でしたね!
ラストの手宮公園からの全景は堪りません!
まさにこの眼下に鉄道がある景色が小樽の原風景のひとつだと思います。
欲を云えば、厩岩壁付近に残っていた橋脚跡なんてのがあれば最高ですね。
釣りしながらそんな遺構があることにも気にしておりませんでしたもので(^_^;)

投稿: 本部長 | 2008年12月17日 (水) 22:52

>本部長さん
ありがとうございました。そんなに喜んで頂いて嬉しいです。
スキャンするのが大変だったんで(爆)。
私個人的に小樽に通っていたのは運河と、その周辺、引き込み線に魅力を感じていたからでした。モノクロではその辺り、ずいぶん撮っていると思うんですよ。
丁度、これを撮影していた頃、本部長さんは中学生でしょうからまさに想い出の頃ですね。
今回のは、以前出した北運河の市場の画像の頃から二年ほど後の画像だと思うんです。
いや、もっと遺構とかマジメに撮っておけばなあ、と後悔しますね。
だからこそ、今を残さなくちゃと思います。撮った瞬間からその画像は過去になるわけですし。

投稿: ariari | 2008年12月17日 (水) 23:43

お忙しいなか、アップしていただきありがとうございます
m(_ _)m
非常に貴重な写真....写真のチカラを感じます

それにしても引込線の貨車に萌えます♪
南松本(日清製粉)や信濃大町(東洋紡)の引込線に昔、萌えてたなぁ~

投稿: いしのまきまき♪ | 2008年12月18日 (木) 00:20

おお、'83年の春!俺も中2になったばかりだわ。

ガッコに行かずチョロQとMSXに燃え、たまにガッコに行ったかと思えばヤマハアクティブで通い、清らかなカラダを汚したのもこの頃よ。

あっ、俺って昔からオタクな不良だったのね(笑)。

しかしアレだね、俺も二十歳前後の写真って(ワザと)日付を入れなかったんだけど…悔やまれます。

まあ、推測する楽しみがあるか♪と思えばイイかも、ですが。

投稿: 1970年式hurryblood国産 | 2008年12月18日 (木) 00:21

こんばんは!
いいですね~。熟成された写真たち。
写真って、撮影している時は「その時」に一生懸命だけど、後になって価値が増していきますね♪

おじさんが道路を横断している写真…。タイヤ痕に時代を感じます。もしかして、今は無きスパイクタイヤのパターンでしょうか?
スケッチのお兄さんは、服装や長靴もさることながら、宮沢賢治にそっくりですね~。モノクロにで見たら、びっくりしちゃうかも…です(笑)。

投稿: らくだ | 2008年12月18日 (木) 00:51

すごいなー!25年前ですか!私の生まれる前じゃないですか・・
観光化される前の小樽の景色なんて初めて見ました。
1枚目のおじさんの歩いてる姿とか、写生するおにーさんとかなんかは、
今のariariさんの撮り方と変わってなくて、いい意味でビックリです。
当時の消火栓とか標識とかも見たいです!見たいと思ってる人絶対いるはずです~
今も、昔も小樽はいいですね。景色はちょっとづつ(かなり?)変わってるけど、
ノスタルジーさは未だに健在ですし、すてきだな~

実際使われてる時代の手宮の貨車が若いariariさん撮ってただなんて、
ハート型のホクロくらい神秘的ですね。
そういえば宴会で、ariariさんは若い頃絶対いい男だったという話題になったので、
この頃のariariさんの写真も見たいです(笑)

投稿: ベニ | 2008年12月18日 (木) 03:43

>まきまき♪さん
おはようございます。リクエストされたらやらんと♪
まあ、力ってほどのモノはないのですけど自分自身で昔の写真と向き合うって時間が実はすごい大切なんですよ。昔の自分から叱咤激励されますんで。
引き込み線、札幌にもずいぶんありました。幼い頃なので撮れない悔しさを今頃噛み締めていますよ。

>hurryさん
おはようございます。昔からロックなオッサンだったのね(笑)。
日付の重要性は確かにあります。記録的な写真には入れるっての有りです。色々と写っているものから推測する謎解きも、それなりに楽しいと云えばそうなのかも。
でも、ゼンッゼンわかんない写真も出てきたんですよ。ただそれは、大変自分の中で貴重なシーンでした。
まだ新幹線になっていない角館駅のホームで特急たざわが入ってくるシーンとか。

>らくださん
おはようございます。盛岡駅前の広場があんな風になっているのを見ちゃって、かなりドキドキしてしまいました(笑)。
やはり記録と云う意味でも、普段の地元をしっかり撮っておかないとならないなあと反省しています。
道路を渡るおじさんの写真、タイヤ痕まで目が行くとはさすがですよ。確かに、この頃は当然スパイクでしたね。駐車している車も見事に'80です。
スケッチのお兄さん、そうか!宮沢賢治先生!!確かに似ていらっしゃるかも。
宮沢賢治先生が見ておられたら、今の自分の生き様は恥ずかしいなあと、感じます。先生に胸を張れるような人間にならんとなりません。まだまだ、です。

>ベニさん
おはようございます。25年前、産まれる前?オイ!今度運河で泳いでみる?w
観光化される前の写真ね、また発掘するから。あれだけ当時「埋める埋める!」と大騒ぎした小樽市も、まさか今の運河で客を呼べるとは当時思いもしなかったでしょう。どういうカタチであれ残されて整備された事は結果よかったんです。北運河には往時の面影が今も残りますし。
今の撮り方と、変わっていないというのは自分でも感じます。それって進化しないということでヤバいんですよwしかも斜めだし<オジさん
ただし、消火栓も標識も今と全く変わっていないの。だから出していないし(爆)。色使いも同じですよ。
貨車ね、某aさんなら「貨車をカシャ」とか云いながら撮るんだろうな。。。
んで?宴会でそんな話を?だから欠席裁判って嫌なんですよねー。まったく!
若い頃、って何だよ!!(あんまり)変わってねーぞ!w

投稿: ariari | 2008年12月18日 (木) 06:51

すごいっ。懐かしい写真がいっぱい。すばらしい記録ですね。
(風邪ひき中なので、今日はこれだけ。。。失礼します)

投稿: 某a | 2008年12月18日 (木) 07:33

大放出ですね!ありがとうございます。
私が北海道に住み着く前の小樽。帰ったらじっくり拝見します。

投稿: hiros@エアポート | 2008年12月18日 (木) 07:49

おっとお懐かしい!!

あの小屋ははしけの上に小屋が載っていたんですが、末期ははしけが沈んだのか小屋が運河に浮いていたような気がします・・・・・
25年かぁ・・・・いやはや

投稿: 見栄隠 | 2008年12月18日 (木) 20:41

>某aさん
こんばんは、お体お大事に。私もちょっと風邪気味です。鼻水、頭痛です<そりゃ気味じゃない(爆)
ちょうど、東京に居られた時期じゃないですか?もうお帰りだったかな...

>hirosさん
こんばんは。出張ですか、お疲れさまです。私もたまには出張したいです(笑)。
気をつけてお帰り下さいね。

>見栄隠さん
こんばんは。あー、やっぱり!はしけの上でしたか。確かそんな記憶が...
早いものですね、あれからのお付き合いですから。。。(笑)
写真の世界を変える事は難しいけど、よくする事は出来る気がします。頑張りましょう。ありがとうございました。

投稿: ariari | 2008年12月18日 (木) 23:13

昔はオッサンじゃなかったけどね。今だってオッサンって感じじゃないと思うんだけど…実物hurrybloodを見た事のある人の意見を聞きたいなぁ。

ところで『aは若い頃、絶対イイ男だった』の説だけど、某俳優さんにクリソツよね。だからまあ、正しい説だったワケで。

でも待って?って事はさ、皆『今は落ちぶれて、婦女子が見向きもしない』って思ってるの?

そりゃあ昔と比べたら体脂肪レッドゾーンだし、体から湯気あげて足もクサイかも知んないけどさ、昔から…あっ、ゴメンa、うん、俺も最近腹だけポコリンだし、加齢臭は避けて通れない道なんだ〜って、痛い程ワカるよ(泣)。

投稿: hurryblood | 2008年12月19日 (金) 01:28

この間、写真教室でお世話になった生徒です。
小樽大好きっこです。先生の写真を見て、私も小樽で写真を撮りたくなりました。
先生のように上手に撮れなくても、撮ることが楽しくて仕方ないので、
小樽に行ってみようと思います!!
この間、教室で相談した、送別会でのカメラ係りを今日やってきました。
場所がホテルだったのですが、照明が思ったよりも暗めで、どうしても、
シャッタースピードが遅くなってしまって、ブレてしまったり、露出を下げてみたら、シャッタースピードは早くなるけど暗くなるしで、
上手に撮れませんでした。
何かアドバイスよろしくお願い致します。

投稿: リナ | 2008年12月19日 (金) 22:47

>hurryさん
こんばんはー。いやー、永遠の少年、だったのは数年前。最近さ、マジぽっこりしたよね(笑)。まあ、立派な中年だもんよ、しゃーないよ。おつき合いも7年だし。
おっさんでもいい、気持ちだけはいつでも発売日に並び入れて猛ダッシュだ。

>リナさん
こんばんはー。先日はお疲れさまでした。
小樽いいですよぉー!観光で有名な場所もイイけど、ちょっと裏道へ入るとタイムスリップします。たぶん、見た事のないような昭和な世界が...
駅よりも山側へ歩いてみる事をおすすめします。南小樽から花園町〜入船あたりを歩けば面白いと思います。
あと、暗い場所での撮影はやっぱりできるだけ感度を上げるしかないんです。内蔵フラッシュでは3m程度しか届かないので。大きめのフラッシュを買うとか、そういう事になっちゃうかなあ。とりあえず、感度、これを目一杯上げるしか...
(あのカメラですと1600まで使えます)
何かございましたらまた聞いて下さいね。

投稿: ariari | 2008年12月19日 (金) 22:57

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