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2007年12月 7日 (金)

なぜ「ユルユル」なのか。

あれー、まだ引っ張るつもり?(笑)いえいえ。ちょっとこの旅のことを色々回想しようと思ってね。
(ネタは一杯まだあるんじゃ!)

そもそも、なぜ今回は「ユルい旅」なのか、ということからお話しすれば、この旅の目的は「鉛温泉オフ」だったからなのです。前回10月末から11月2日までの旅は結構「修行僧」だったんですけどね、そのカラーとモノクロ、二台体制で行ったことで疲れちゃったんですわ。これは、やっぱりイケナイ。迷いが出る。

今回は写真も撮るけど街を歩きたい、というのがありましてライカなんかだと、ついマジになっちゃうのではないかと。んでローライ35と相成りましたが、図らずも気仙沼、石巻で本気モードに入ってしまいました。(ライカ、重いからというのが一番の理由だったかも)

Kesennuma000017
kesennuma.

仰々しくカメラを構えない分、街の人とも楽に会話もできる。そう考えました。街を知りたい、と言いつつカメラ越しばかりでは見えない所も多いんじゃないかって。

街撮りにはレンジファインダーがいい、というのはこんな所にあるんです。一眼レフがダメな訳じゃないですよ、私の個人的な感情移入がしやすい、ということで。その点、ローライはよかったです。距離計もない分、フレーミングに集中できました。外したピントも多かったけど(笑)。おまけに石巻でなぜか露出計が今イチ動き悪くて。

写真は一期一会、シャッターを切ることが先決でピントなんか合わせる暇がない、ってーことも多くてある程度被写界深度に逃げたカットも多かったんですが、たとえ絞ってもピントの合う所は所詮一カ所なんです。あとは「合っているように見えるだけ」ですからね。目測は厳しかったけど、相手、すなわち被写体との関係を肉眼でよりしっかり相対できて結果オーライですね。

Kesennuma000025
kesennuma.

カメラを持つことで街をどう意識するかって、そりゃあ「いい写真撮りたい」ってのが頭にあるわけです。でも、どこかに「上手いね」とか「いいですね」って言われることを期待して構図を考える自分がどこかにいたんですよ、今までは。

それは大きな間違いだと気がついた。

違う。自分がどう街と関わるか、という当たり前のことを忘れそうになっていたんだ。好きだ、と思って街を見る。もっと知りたい、話を聞きたい。そういうことを自然にできればいいんじゃないかと。

自分の視線の先にあるものをただ切る作業でいいんだ。簡単なようで難しいことですね。
でも、なんとなくそんなことが少し出来るようになったと今回感じた訳です。フィルムがいよいよなくなっても、携帯で撮影したとき「それだ。なんとか撮りたいよ」という気持ち優先。

Isinomaki0018
ishinomaki.

カメラなんかなんでもいい、と思いつつ実は機材によって感情は大きく変わることも知った。今回はローライで「失敗したなあ」というカットも多かったし。それはピントなどの問題じゃなくて気持ちの問題だったんですがね。それに、カメラ以上にレンズのことが本当に大切。
デジタル時代になって、もはやレンズの味わいなんかぶっ飛んだ解像度でゴリゴリ行くような昨今の画像はやはり私は苦手だ。

ヒコーキや鉄道だけならデジタルで全然構わないんだけどね。花もデジで結構イケルし。

でも、デジタル一眼レフで「旅の街撮り」をすることはあまりないんじゃないかな。近所ではやるかもしれないけど。
写真が街のコピーなら、コピーがオリジナルである景色を超えて写るような昨今のデジタル一眼レフは要らない。街を見つめる自分の視線以上にリアルに写っても気味が悪いのだ。(デジタルを否定しているんじゃないからね)

また、その街に合ったレンズ、を選択することも楽しみの一つであり、モチベーションを高めるのに必要なことだと思うし。(そういう意味では今回のRollei Sonnarによる優れた諧調表現、キレ、に助けられたと思います)

Isinomaki0026
ishinomaki.

コンパクトデジタルカメラでも「ユルい」旅はできるけど、ユルい、というのはいい加減である、こととは違います。残念ながらコンパクトデジタルカメラの色再現性(コンパクトに限らないけど)では、
あの街の空気までは写らないもの。モノクロモードで撮っても256諧調では無理。(当然、Webでお見せするモノクロもしかり。だからプリントでお見せしたいんですよ)

ユルい旅というのはカメラ中心ではない、旅をしたいという心構えであってライカを持ったってユルい旅はできます。あくまで心の問題ね。

Maeyachi0033
maeyachi st.

次回の旅は年明けになりますが、すでに機材も決まってますしターゲットも決まりました。問題はそのレンズがただ今メーカーへ送り返してあるということ。(笑)大丈夫か....

「ユルい東北旅 あとがきに代えて」
撮影:11/23-27
機材:Rollei 35S Sonnar 2.8/40
フィルム:FOMAPAN400 , NEOPAN400PREST ,Kodak BW400CN
協力:いしのまきまき♪氏(石巻市)、hurryblood氏(青森)お二人に感謝!


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コメント

昔、一度だけだが、なぜユルユルなのかを考えた事がある。

『子供を産んだからに違いない!』

月日は流れ、二人目を産んだ時、なぜか元に戻った。

『ありがとう神様!』

さて、と。写真のコメントをするってベクトルを変えたし、ではイくか。

いきなり4枚目。
…嫌いじゃない。嫌いじゃない筈なのに享受も出来ん。

…『お母さあ〜ん、3人目製造しな〜い?』

投稿: hurryblood | 2007年12月 7日 (金) 21:06

>hurryどん
笑た。

投稿: ariari | 2007年12月 7日 (金) 22:23

コメントでしか見たこと無いHurryさん。
私の中では固有の色を持った方になってます。
今日もHurryさん節炸裂!とニヤリとしています。
・・・しかし、次のコメントがつけ辛い(笑)

あ、ariariさんのHPなのにariariさん向けコメント書いていない・・・^^;

投稿: ぽちぽち | 2007年12月 7日 (金) 22:49

センセイが語れば語るほどコメントがあらぬ方へ。
「いい写真」を語るのは次の機会にしよう。。

投稿: hiros | 2007年12月 7日 (金) 23:06

>ぽちぽちさん
いいんだよ、ここはhurryワールドの唯一の聖地。彼の活躍を見たくて集まる人も多いのだ。撒き餌みたいなもんか?(爆)。

投稿: ariari | 2007年12月 7日 (金) 23:07

>hirosさん
おお、コメント書いているうちにいつの間に。
わしゃ、真面目なキャラじゃないっすもん〜♪

投稿: ariari | 2007年12月 7日 (金) 23:08

う…やはりコメントし辛いって意見が、絶え間無く降り続く雪の様。

青森駅のホームで、青森市民から大歓迎の舞いを受けたあの人さえ『あらぬ方へ』と。…も、申し訳ないのに何故か笑う失礼極まり無い俺。

もう一度言いますね。aは俺の引き立て役…もとい、俺はaのブログの泡立て機。ある事ない事書き綴り、体に火を点けといて後は『もう電話すんな』(非道)。

そして俺は自分を戒める…『点けた火はちゃんと消すまで貴方の火』いや〜ん。

例えるならばaと俺はバロム1。♪二人で一人バロロォームゥ〜

分かりやすく言うならば少女隊。一心同体少女隊。

ね、a。

投稿: hurryblood's-blue. | 2007年12月 8日 (土) 00:35

>青森在住血が騒ぐオトコさま
ん。一心太助。ウマが合う友人って本当に人生で何人出会えるだろうかと思う。思えばあの青森市営バス(正しくは青森市交通部)西部営業所で寒さの中、私のすぐ近くで並んでいなければこんなこともなかったろう。
「あのイベント」での最終日であった。しかも、その数日前、私が撮影した写真に写っていた奇跡(笑)。
シトロエン健在のあの時代だ。懐かしい。

投稿: ariari | 2007年12月 8日 (土) 00:41

センセイが語れば語るほど記憶があらぬ方へ。

しっかりしろa!東部営業所だ。

しかも建物の中だから、アウガの前で早朝5時間並ぶよりも、ずうーっと暖かかった筈なんだけど…aは心が寒かったんだね。

そうだそうに違いない、思い出した。

朝こっ早くからチョロQを買おうと並ぶ、aと俺達夫婦の間には昭和レトロな超熟女(まただよ)が座っており、aは彼女に何やら本を見せながら『ウチに来なよ、来たら沢山あるんだよ』と、口説いていた。

彼女は心の中で死んだご主人に話しかける。
『わいは〜、父さん…どうせばいいんだべ…間違いば起ごしてもイイべが…』

間違えたらヤバいから俺達が救助した(笑)。

投稿: hurryblood | 2007年12月 8日 (土) 03:36

完全にローライゾナー&モノクロの写真にやられました。
2枚の背景から浮き上がったような線路の質感に萌えです。
で、4枚目...この色香...あの時代って感じですよね。
ああいうおどろおどろしい色気、エロい感じっていうのは今のアダルトな世界にはないと思います。
ロマンポルノは文化だという意見には妙に納得してしまいます(爆)

投稿: 本部長 | 2007年12月 8日 (土) 08:01

こういう写真を見ているとちょっとうらやましいです。
私はローライ35Tを購入してから22年ほど経ちますが、
ローライにこのような旅はさせてやったことがありません。
これからもユルイ旅は出来ないかも。

投稿: こもれび | 2007年12月 8日 (土) 11:20

 ユルいと仰るが、緩くない。澄み切った眼を
感じまする。ああ、良い写真だ。何処が良いの
か、と問われれば、良いと感じるから良いのだ、
それだけ。
 今日もかぶりつきで拝見しております。

 縦位置写真の王者に物申すのも何なのですが、
いっそのことPEN-Dとかで更にユル〜くお撮り
あそばすのも、一興なのではと思いました。

 もっともっと拝見させてくださいまし。感謝。

投稿: 左門☆豊作 | 2007年12月 8日 (土) 22:57

>hurryせんせー。
そうか、東部か。忘れちまった・・・
んでーと。オバあさん。はい、バスマニアの(笑)。
いい話ですね(笑)(笑)。

>本部長さん
ローライゾナー、なかなかモノクロでもよかったです。
日活ロマンポルノ、見たことはないんですが昨今のそのものズバリ的なエロビデオなんかよりも「色香」を感じることは事実です。あれは文化ですよね。

>こもれびさん
小さいカメラと旅に出るのは楽しいです。気負いがなくて。
途中でやや本気になりましたので物足りなくなっちゃったのは予想外でしたが。

>左門☆豊作さん
そりゃ褒め過ぎ(笑)。縦位置ね、ハーフは家に何台もあるけど発掘できず。PEN-D3があるのに壊れています(笑)。
縦位置カメラ、そのうち街撮りしますよ。

投稿: ariari | 2007年12月 9日 (日) 00:21

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