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2005年5月11日 (水)

日本の歪みが生んだ事故

尼崎の福知山線脱線事故については日々その原因や事故に至るまでの検証などが行われているけど、JR西日本の体質だけを責められるかどうかが鍵ではないかと私は思うのである。確かに事故の直接の原因は多大な速度超過を起こした運転手にある、と言われているがそこまでの危険な運転を訓練された人間が安易にするかといえば「そうせざるを得なかった状況」を作り出した環境にも問題があると指摘されている。が、私が一番気になることは今の日本がそのような経済構造を生み出しているということじゃないかと。コストをギリギリまで切りつめて効率化し少しでも多くの利益を得なければならない、そんな背景があるからこそこの事故は生まれたのだ。
一昔前の鉄道車両は相当に頑丈で30年前の車両でさえ現役で走っている例もある。国鉄時代から走っている電車でも20年以上経ている車両が今でもアコモ改造などで生きながらえているのは周知の事だと思う。だが最近の電車が20年走ることは無理だ。安普請で軽量化、耐久性よりも安価で効率がいい車両に仕上がっているからね。
「競争」という経済戦争に勝つための徹底した効率主義。それは安全至上主義とは正反対の危険をはらんでいることを誰もが指摘していたはずだ。会社うんぬんではなく日本の産業構造そのものに問題があるのだ。国土交通省の事故調査委員会が調べるのはJR西日本だけなのだがもっと調べなくてはならないことがあるはずだ。そういうことを国会で議論すべきではないかと。獅子頭総理は郵政民営化で頭の中が一杯な様子だが、そういう議論より先にすべき事が山積されているんだけどね。誰が歓迎してあいつを総理なんかに祭り上げたのやら。

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