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2005年5月 8日 (日)

なぜariariは岩手労災病院へ駆け込んだのか

DSCF32265/6金曜日10:20まで少なくともこの旅は順調に運んでいた。この日、花巻から弘前まで向かう予定で、鉛温泉を出発後最初に立ち寄ったコンビニでこの悲劇は起きた。サンクターボのプラグコードがやたら抜けるので抜けないようにメンテを行っている最中、開けたハッチバックの角に私は思いっきり頭をぶつけてしまったのだ。激しい衝撃で激痛が走ったけど周囲の人に笑われまいと何事も無かったようにエンジンルームに顔を突っ込んでいたら額に何やら走る液体が....手をあてたら真っ赤な鮮血が。あらららら?落ち着け、なに、ちょっと切っただけだって。ティッシュを頭に当てると見る見る真っ赤に染まる。止まらない血。やば。ウェットティッシュを取り出し傷のある付近へ当てると手触りで傷が相当に深いことがわかった。ぱっくり逝ってます。慌ててエンジンルームを閉め、まずは血を止めないとなー、と何度も拭うもダメ。痛みは激しくこらえるのがやっと。
こりゃあ病院で見てもらわないとだめだな、と思いクルマを花巻市内へ走らせたが「あ、そういえば来る途中に大きな病院があったはず」そう、昨日鉛温泉へ向かう途中の志戸平温泉の隣に「岩手労災病院」があったことを思い出しクルマをターンさせた。病院へ着くと受付の女性は何事かをすぐに理解したようで受付をすぐに行ってくれ外科へ案内された。外科では「あー......んー.....脳外科に案内して」と先生が。え?ここ脳外科なんかもあったんだ!ちゅーか、そんなにひどいの??思わず看護師さんに「傷、ひどいですか?」と聞いてみる。けして「ひどいです」とは絶対に言わないはずなのだ。もしそんなことを言ったら患者は益々慌ててしまうからだ。「いえ、たいしたことはないですよ(ひきつり笑)」.....ひどいんだ.....
脳外科へ案内され先生が傷を見るなり「.......まずは.....CTとレントゲンだな」.....やっぱりひどいんだ.....精密検査を受けた後、処置室へ移され寝かされて髪の毛を剃られる。「あっ、すみません、傷付けちゃいました」おいおい傷を増やしてどーすんだよっ。可愛いから許す。その後麻酔を打たれ(コレ、激しく痛かった)顔に布を被せられ縫合開始。いやー、痛かったなんてもんじゃない。麻酔が効くのが遅いのかかなり痛む。「痛かったら遠慮無く言ってくださいね」看護師さんが言うけど言えるわけないでしょーに。気を遣って色々話しかけてくれる先生。幼い頃札幌に住んでいたらしい。旅の途中だということを知った先生が「でも岩手のどこがいいの?」なんて聞いてくるけどうまく答えられない。そりゃー縫われている最中に話は出来ないって。痛みをこらえるのが精一杯だもんな。術後、しばらく頭がぼーっとする。麻酔が効いてきた(遅いってば)....「いつ札幌に帰るの?」脳外科の先生が聞く。「えーと、明日の予定です。今日は青森に入るので」「え?そう。じゃ、明日....うーん、土曜だけどどこかの脳外科のある病院でちゃんと消毒と傷の検査してもらようにね」....この先生口は悪いがなかなか腕はいいみたいだ。
しかし頭を打った直後から冷や汗がかなり吹き出していたようでシャツはびっしょり濡れていた。最初、生年月日を聞かれてもすぐに出てこないほどだった。記憶を失う人の気持ちが少しわかる。落ち着きを取り戻すと痛みと激しい後悔がわき出てくるのだ。ああ、なんであそこで頭をぶつけるかなー。まあ、やっちまったもんはしょうがない。受付で待つときに考えていたのはそんなことと、支払いがいったいいくらになるのだろう?ということだった。幸い、思ったよりかなり安価に済んだ治療費(9000円で釣りが来た)に安堵をおぼえ、クルマに戻ってまず会社に連絡。月曜日は脳外科で消毒と手当、また抜糸もそこで行ってもらうので先生からもらった紹介状を渡さねばならぬ。やっぱり情けない。
思えば1988年に初めて自分のクルマで東北を旅して以来、毎年何度となく東北を旅してすでに20回を越えているわけだからこんなこともあって当然か。いや、あってはならんのだけど。
複雑な思いで私は帰りのフェリーに乗ってきたのだった。
画像は5/5中仙町八乙女公園の桜。はるか彼方に「こまち」が走っている。

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コメント

なんとか、帰還されたようで何よりです。
温泉ですっころんだか、ハッチが落ちてきたかと思っていたんですが。
私も、トランクに頭を突っ込んでいるときに、ハッチが落ちてきて、
気絶しそうになったことがありますので、お察しします。
ち~見ながら、冷静に労災病院にいきつくなんざぁ、危機回避能力抜群ですな。
私なんかだったら、コンビニから救急車呼びそうです。
CT撮ったそうですが、MRIはされなくて大丈夫ですか?

投稿: えみーるぞら | 2005年5月 8日 (日) 01:52

いやいや、冷静を装っていたけど結構パニくったんです。でも、尼崎の列車事故で怪我をした人はこんなもんじゃない、って言い聞かせてました。
病院では先生が「ええっ?自分で運転してきたの?仲間は?一人旅??.....大丈夫かなー....帰れる?」って相当心配してくれました。こんな怪我で一人で来て一人で帰ることに病院スタッフの方々が驚いていました。対応もよく良い病院でしたよ。

投稿: ariari | 2005年5月 8日 (日) 02:02

読んでるだけで、こっちが気絶しそうですよ。
くれぐれも頭部は大切にしてください^^;
移植できませんから…

投稿: みちのく温泉マン | 2005年5月 8日 (日) 08:16

Σ( ̄口 ̄*)ぬおっ!?
そんな大怪我だったの~?
頭部ってあとから来るから
ちゃんと診てもらった方がいいよ~☆

お大事にwヾ(@^▽^@)ノ

投稿: yosheey | 2005年5月 8日 (日) 12:39

いやいや、そうなってるとも知らず当日にTELしてしまって・・・ゴミンナサイm(_ _)m
しかし、自力で病院行ったというのがスゴイ・・・

投稿: BARON | 2005年5月 8日 (日) 14:23

うわぁ,大怪我されていたんですね。
それも,わたしんちのそばで。

花巻いらした際はメールでも下さい。

投稿: NOBU | 2005年5月12日 (木) 01:11

おかげさまで抜糸も終えてほぼ完治です。まだ痛みが少しだけ残っていますが、それも抜糸の痛みだと思います。
>みちのく温泉マンさん
次回ぜひお会いしたいですねーまたよろしくです。

>yosheeyどの
もっとパァになっちまったようです・・・どーしよ。

>BARONさん
いいタイミングでの電話でした。「南下して仙台まで来ない?」ウケました。今度は行きますよ。

>NOBUさん
花巻でしたっけ?そーでしたかー。いやはやご近所だったとわ。
次回、ぜひお会いしましょう。

投稿: ariari | 2005年5月15日 (日) 01:33

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